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桜 ~あなたに見られたくて~
第7章 アダルトショップにて
順調に交際が続くと思っていた私と光俊でしたが
そう長くは続きませんでした。
だって、彼の金銭感覚が出鱈目なんですもの。
バイトに明け暮れて
少しまとまった金銭を手にすると
それをデート代にするわけでもなく
カメラのレンズなどを
簡単に購入してしまうんですから…
おまけに裸体を誰かに見せたい、
見られたいというそんな私の性癖に対して
彼は自分達のセックスを覗かせたいという
嗜好性にもズレが生じ始めていたんです。
ずっと露出ができていないことで
私のフラストレーションは最高潮でした。
警察沙汰になってもいいから
街をオールヌードで
闊歩したいという
激しい欲望も芽生え始めていました。
光俊という彼氏を捨てた体は
とても寂しく
私は孤独な夜のパートナーとして
大人のおもちゃを購入しょうとかんがえていました
ある夜の事です。
私は意を決してアダルトショップを覗いてみようと
禁断のお店に足を運ぶことにしました。
アダルトグッズは
通販でいくらでも買えますが
一度、想像したのと違うことがあったので
私は実物を手にして吟味することにしていました
どうせなら
素っ裸にコートだけ羽織り
アダルトショップにくる男たちに
たっぷりと裸を見てもらおうと思い
コートだけを羽織って街に繰り出すと
歩いているだけでワクワクしてきました。