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桜 ~あなたに見られたくて~
第8章 カードゲームの男の子

梅雨入りが近いのか
やけにムシムシする日でした。

最近の私は、
アダルトショップの店員さんから貰ったバイブで
一人遊びをすることが多くなっていました。

今夜もまた一人遊びを終えて
ベッドで微睡んでいると
スマホの着信音が鳴り響いた。

ディスプレイには『ママ』と表示されていた。

きっと、まだ結婚する相手は見つからないのかとか
ちゃんと規則正しい生活をしているのかという
小言の連続になるので無視しようかと思いましたが
何度も着信してくるので仕方なく受けました。

『何してたの?
何度も電話しているのに出なさいよ!』

ほら、来た。
挨拶なしのいきなりのキャンキャン声…

「お風呂に入っていたのよ
ママの都合で生活してる訳じゃないんだから
電話に出れないこともあるわよ」

『まあそれなら仕方ないけど…
明後日、そっちに往くから暫く泊めてよね』

「ええっ?何しにくるのよ」

『別に娘のところに行くのに
理由はいらないでしょ!
お布団、一組用意しておいてよね』

それだけを伝えてくると
唐突に通話が切れました。

もう!何しにくるのよ!
ママがいたんじゃオナニーも出来やしないわ!

それなら今のうちに
たっぷりと露出しておかなきゃ


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