この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
インセスト・タブー
第6章 苦しみから逃れるには勇気を以て立ち向かえ
少女の目が、わずかに見開かれた。そしてほんの少し口もとを緩め、目を閉じた。あたしは少女の背中に額を乗せ――久しぶりに涙を流していた。

「少しずつ、変わっていくから…」
待ってて、と、ほとんど息だけで言う。なぜ少女になのかわからないけれど…まるで、誓いを立てるかのように。

「…エオレ様がお戦いになる時には、必ず力をお貸しします」

額に伝わる体温が、あたしを慰めた。流れ出る感情が収まるのを、少女はじっと待ってくれていた。


このまま何日か外をぶらぶらしているつもりだったが、無銭での生活にも限界があり、出ていった翌々日の夕方、一度荷物を取りに戻る。

そうして、帰ったり帰らなかったりの日々を暫く送った。
/76ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ