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混沌の館
第14章 決断
 私には、3通りの選択肢があった。

 一つは、千夏が提案した通り、もうお互いに連絡をしないこと。彼女は、サイト内での関係までは断つ必要はないと考えている。ならば、メールが出来なくなるだけで以前の関係は維持できる。


 二つ目は、千夏を説得して今迄通りの関係すなわち、メールを続けるが、それはあくまでも友達としての関係であり、現実の彼女はキャサリンであるという立場を強調する。


 三つ目は、キャサリンときっぱり別れて千夏に告白する。そして千夏との関係をこのまま維持する。

 以上だ。



 私として一番メリットがあるのは、二番目の選択だろう。千夏との付き合いで精神を満たし、キャサリンとの付き合いで性欲を満たす。これ以上ない選択だ。

 もっとも、キャサリンも千夏もそんなこと了承する訳もない。いや、もし二人がそれを認めたとしても、二人の関係はぎくしゃくするだろう。


 そうなると、三人にとって一番良い選択は、一番目ということになる。千夏と直接連絡は出来なくなるが、それでも私の精神はある程度満たされる。女性二人の関係も崩れることはない。一番現実的な選択だ。



 三番目は・・・一番不味い選択であろう。私は現実の恋人を失い、女性二人の関係は壊れるだろう。サイトでできた友達にも影響を及ぼすことは必至だ。



 現実的ではない。



 悩んだ挙句、私は決断した。




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