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混沌の館
第17章 至高のセックス
「何時かな?」
カーテンの隙間から強い日の光が差し込んでいる。まだ日が高い事は分かった。時計を確認すると、2時を少し回っていた。
「いつの間にか寝ちゃったね」
先ほどまでの情事の余韻が二人を包んでいた。私は、後ろから千夏を抱きしめる形で彼女の背中に密着し、手を握っていた。
部屋の中には、明らかに私のものと分かる、男の体液の臭いが漂っていた。私の体液を吸ったティッシュが無造作にゴミ箱に捨てられていたからだ。
千夏はピルを服用していた。それは、セックスの為ではなく病気の治療の為だったのだが、結果的に私は避妊することなく彼女の中に果てた。単なる快楽の為ではない。そうしたい、そうして欲しいという二人の想いが一致しての行動だった。
千夏の中に侵入した時、私はこれまでとは全く違う感覚を受けた。懐かしさや落ち着きにも似た感覚。千夏の『気持ちいい』が私に逆流するような感覚。まるで彼女と同化したみたいだった。
単純に気持ち良いだけだったら美咲でも味わえた。肌の張りだけなら夏希には遠く及ばない。それでも千夏とのセックスは次元が違っていた。
それは千夏も同様だったのだろう。お互いの『気持ちいい』が共有できる。なかなかそういう相手には巡り会えない。
麻痺していた身体が覚醒しだすと、私の分身は先ほどの快感を思い出して勢いを戻してきた。
私は後ろから抱きしめた体勢のまま、千夏の小さな乳房を揉み、尖った部分に指を這わせた。
私の指の動きに合わせるように千夏の身体が痙攣し、彼女の口から切ない声が漏れた。
「ああ~、狸さん・・・まだ、するの?」
カーテンの隙間から強い日の光が差し込んでいる。まだ日が高い事は分かった。時計を確認すると、2時を少し回っていた。
「いつの間にか寝ちゃったね」
先ほどまでの情事の余韻が二人を包んでいた。私は、後ろから千夏を抱きしめる形で彼女の背中に密着し、手を握っていた。
部屋の中には、明らかに私のものと分かる、男の体液の臭いが漂っていた。私の体液を吸ったティッシュが無造作にゴミ箱に捨てられていたからだ。
千夏はピルを服用していた。それは、セックスの為ではなく病気の治療の為だったのだが、結果的に私は避妊することなく彼女の中に果てた。単なる快楽の為ではない。そうしたい、そうして欲しいという二人の想いが一致しての行動だった。
千夏の中に侵入した時、私はこれまでとは全く違う感覚を受けた。懐かしさや落ち着きにも似た感覚。千夏の『気持ちいい』が私に逆流するような感覚。まるで彼女と同化したみたいだった。
単純に気持ち良いだけだったら美咲でも味わえた。肌の張りだけなら夏希には遠く及ばない。それでも千夏とのセックスは次元が違っていた。
それは千夏も同様だったのだろう。お互いの『気持ちいい』が共有できる。なかなかそういう相手には巡り会えない。
麻痺していた身体が覚醒しだすと、私の分身は先ほどの快感を思い出して勢いを戻してきた。
私は後ろから抱きしめた体勢のまま、千夏の小さな乳房を揉み、尖った部分に指を這わせた。
私の指の動きに合わせるように千夏の身体が痙攣し、彼女の口から切ない声が漏れた。
「ああ~、狸さん・・・まだ、するの?」