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混沌の館
第6章 30代バツイチの美女
「あぁあ」

 久美は小さく声をあげ、私は無防備になった彼女のうなじに唇を這わせた。

 彼女のワンピースの裾を掴むと、協力して腰を浮かせてくれる。そのまま万歳をさせて一気に久美を下着姿にした。


 私もポロシャツを脱ぎ上半身裸になると、再び久美を抱きしめ激しく唇を吸った。そのままもつれるようにベッドに上がり、今度はジーンズを脱ぎ捨て、私も下着一枚になり、久美の上に重なった。

 唇を吸いながら、久美の豊かな隆起部に指を這わすと、その先端部分が下着の上からでも分かる程に尖っていた。そこを親指の腹で円を描くように刺激すると、久美の口からと息が漏れ、私の口の中に広がった。


 その一方で、私は器用に左手を久美の背中に回し、乳房を覆う下着のホックを外した。

 一旦身体を起こし、それをはぎ取ると、バランスを失った乳房がだらしなく広がった。

 私はその柔らかい肉の波に顔を埋め、しゃぶりつくように舐め回した。



 久美は手を口に当て、声が漏れるのを堪えていた。

 そうだ。ここはラブホテルではないのだ。薄い壁を隔てた隣室には赤の他人が住んでいる。


 だが、私たちの思惑とは裏腹に、私たちがもそもそと動く度に安っぽい簡易ベッドはギシギシと軋み音を発した。


 狭いベッド、制限された動き、私は久美の身体を舐め回しながら、慎重に身体を移動させ、彼女を覆っている最後の一枚をはぎ取る作業へと掛かった。





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