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混沌の館
第7章 久美の秘密
「え?わたし、そういうの出来ません」
私は一瞬、彼女が何を言っているのか理解できなかった。
「え、フェラ、やったことないの?」
「いえ、あることはあるけど、苦手なんです」
18歳の夏希でさえ上手にこなすのに、その倍の年齢の久美が出来ないとは、私は、少なからず失望した。
だが、それも久美の魅力の一つだろう。私は気を取り直して用意しておいた避妊具を着けると、そのまま久美の中に割って入った。
「あっ、気持ち良い・・・」
久美は、声を漏らすと私の背中に両手を回してきた。
私は、その体制で腰を動かしたが、如何せん簡易ベッドは心許ない。私が動く度にギシっギシっと軋み音をあげた。
久美の中は、さすが子供を産んでないだけあって窮屈だったが、控えめな久美の反応と私自身に全く前戯を受けていない事もあり、物足りなさは禁じ得なかった。
「少し疲れたね、休もうか?」
結合を解くと、私たちは狭いシングルベッドに裸のまま寝そべり、息を整えた。
セックスの相性は満足行くものではなかったが、久美は美しい。それに久しぶりに味わう恋の魔法は、私を虜にしていった。
それから一か月ほど、私の生活はバラ色となった。
週に1~2度の割合で久美とデートを重ね、彼女の部屋で愛を交歓するといった関係が続いた。いつしか私は、久美が愛おしくてたまらなくなっていた。
そしてそれは、久美も同じだと思っていた。
私は一瞬、彼女が何を言っているのか理解できなかった。
「え、フェラ、やったことないの?」
「いえ、あることはあるけど、苦手なんです」
18歳の夏希でさえ上手にこなすのに、その倍の年齢の久美が出来ないとは、私は、少なからず失望した。
だが、それも久美の魅力の一つだろう。私は気を取り直して用意しておいた避妊具を着けると、そのまま久美の中に割って入った。
「あっ、気持ち良い・・・」
久美は、声を漏らすと私の背中に両手を回してきた。
私は、その体制で腰を動かしたが、如何せん簡易ベッドは心許ない。私が動く度にギシっギシっと軋み音をあげた。
久美の中は、さすが子供を産んでないだけあって窮屈だったが、控えめな久美の反応と私自身に全く前戯を受けていない事もあり、物足りなさは禁じ得なかった。
「少し疲れたね、休もうか?」
結合を解くと、私たちは狭いシングルベッドに裸のまま寝そべり、息を整えた。
セックスの相性は満足行くものではなかったが、久美は美しい。それに久しぶりに味わう恋の魔法は、私を虜にしていった。
それから一か月ほど、私の生活はバラ色となった。
週に1~2度の割合で久美とデートを重ね、彼女の部屋で愛を交歓するといった関係が続いた。いつしか私は、久美が愛おしくてたまらなくなっていた。
そしてそれは、久美も同じだと思っていた。