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混沌の館
第8章 グラマーな人妻
美咲は、車で駅のロータリーまで迎えに来てくれるという事だった。車は白のファミリーワゴン。私は、タクシー乗り場から少し離れた場所に立ち、今か今かと待ちわびた。
暫くすると、美咲からメールがあり、なかなか出られずに今から家を出るとのこと。10分もあれば着くから、という事だった。
私は、焦れる気持ちを何とか抑え込みながら待った。たった10分が1時間ほどに感じられた。
何度も何度も携帯を確認した。何度目の確認だったろうか、メールの着信を知らせるランプが点滅し、私はもどかしげにボタンを連打し、メールの内容を確認した。
「今、ロータリーの入り口の信号で止まってます」
私がメールを読み終わる頃に、ロータリーに一台の白いファミリーワゴンが侵入してきた。
車は、駐車できそうなスペースを探すようにゆっくりとロータリーの中を進み、私が待っている場所から少し離れた所に止まった。
追いかけていた私は、車が止まるのを確認して助手席側から中を覗き込んだ。
女性が携帯の画面を開いてうつむいていた。
美咲だ、間違いない。私は、助手席の窓をコンコンと軽く叩いた。女は、それに気づき、顔を上げて私を見返した。
だが、その顔を見て私は落胆した。
暫くすると、美咲からメールがあり、なかなか出られずに今から家を出るとのこと。10分もあれば着くから、という事だった。
私は、焦れる気持ちを何とか抑え込みながら待った。たった10分が1時間ほどに感じられた。
何度も何度も携帯を確認した。何度目の確認だったろうか、メールの着信を知らせるランプが点滅し、私はもどかしげにボタンを連打し、メールの内容を確認した。
「今、ロータリーの入り口の信号で止まってます」
私がメールを読み終わる頃に、ロータリーに一台の白いファミリーワゴンが侵入してきた。
車は、駐車できそうなスペースを探すようにゆっくりとロータリーの中を進み、私が待っている場所から少し離れた所に止まった。
追いかけていた私は、車が止まるのを確認して助手席側から中を覗き込んだ。
女性が携帯の画面を開いてうつむいていた。
美咲だ、間違いない。私は、助手席の窓をコンコンと軽く叩いた。女は、それに気づき、顔を上げて私を見返した。
だが、その顔を見て私は落胆した。