この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
『さあ、あなたも恋愛小説家になろう!』 ケース1
第1章  
二人は外の景色を見渡せる窓際の席に案内された。
それはまるで空中庭園を思わせた。
「何か飲む?」
信也は美幸に聞いた。
「なんでもいいわ、お任せします」
美幸はまた緊張して言った。
「ここはワインも美味しいんだ。ワインでいいだろ?」
「まあ、昼間からお酒なんて」
美幸は信也を子供をたしなめるように言った。
「今日は、特別な日だから、いいだろう?」
と信也は意味ありげに言った。
美幸は、今日はなんで「特別な日」なんだろうと、首をかしげた。
でも深く考えず「うん」と言ってしまった。
でもそれがのちに、美幸を思いも寄らぬ展開にさせることになるとは、神様でも思いつかなかった。
ソムリエが赤ワインを持ってきて信也に瓶を見せた。
信也がうなずくと、信也の前のグラスに注いだ。
信也がわずかに音を立ててそれを飲んだ。
「ちょっと若いが、いいだろう」
美幸はまた信也をカッコいいと思った。
ソムリエが信也にお辞儀をすると、まず美幸のグラスに注いだ。
そして信也にも注ぎ終わると、信也はグラスを美幸の前にかざした。
美幸も同じようにした。
「じゃ、二人の再会と、二人の未来に乾杯」
二人のグラスはチンと音を立てて触れ合った。
まるで、小さなキスをするかのように……。
そのとき美幸は「二人の未来に」ってどうゆうことだろうと、首をかしげた。
/18ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ