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想い人
第9章 【続】第四章・一周年の想い人

常に押して押して押し捲る!
じゃなきゃ、蕾さんの存在に負けちゃいそうだったから……。
好きで好きで好きで…ずっと透也の事を見ていたから、透也が誰を想い、誰を目で追っていたかも知っていた。
それでも、透也は私を選んでくれた。
”付き合おう”ってハッキリ言われた訳じゃなかったけれど、キスもエッチもしたんだからきっと私を見てくれるって信じて疑わなかった。
─────なのに…
「彼女気取り」
他の部署の女子社員からの陰口に、強がって見せても心は折れそうになっていたんだ。
心が弱ると悪いことを呼ぶ。
透也と蕾さんが急激に仲良くなっていったのは、付き合って4ヶ月が経つ頃。
そして迎えた、最悪の誕生日。
後から思えば、あの事があったから今があるんだけど、あの頃は本当にただただ落ち込んで、悪い方にばかり考えちゃってたんだよね……。
じゃなきゃ、蕾さんの存在に負けちゃいそうだったから……。
好きで好きで好きで…ずっと透也の事を見ていたから、透也が誰を想い、誰を目で追っていたかも知っていた。
それでも、透也は私を選んでくれた。
”付き合おう”ってハッキリ言われた訳じゃなかったけれど、キスもエッチもしたんだからきっと私を見てくれるって信じて疑わなかった。
─────なのに…
「彼女気取り」
他の部署の女子社員からの陰口に、強がって見せても心は折れそうになっていたんだ。
心が弱ると悪いことを呼ぶ。
透也と蕾さんが急激に仲良くなっていったのは、付き合って4ヶ月が経つ頃。
そして迎えた、最悪の誕生日。
後から思えば、あの事があったから今があるんだけど、あの頃は本当にただただ落ち込んで、悪い方にばかり考えちゃってたんだよね……。

