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想い人
第9章 【続】第四章・一周年の想い人

だから、
「……別れよ?」
透也に言われる事はあっても、私から言う事は絶対ないと思っていた言葉。
なのに、この言葉を口にしたのは私の方だった。
全てが疑わしい。
透也の行動も、
透也の言葉も、
透也の気持ちさえも、
私には信じる事が出来なくなっていた。
「美空…別れたく…ない……」
ギュッ…とキツくキツく、透也が私を抱き締める。
必死に誤解を解いて、必死に私を引き止めてくれた。
そして……、
「美空……愛してる……」
確かにそう言ってくれた。
散々陰口を言っていた女子社員にも、
「”彼女気取り”じゃないから……。美空は俺の”彼女”だから」
キッパリと言い切ってくれた透也。
もう、迷いも疑いもなかった。
残ったのは、ただただ透也が好きで仕方ないって気持ち。
─────それは、
1年経った今でも変わらない。
「……別れよ?」
透也に言われる事はあっても、私から言う事は絶対ないと思っていた言葉。
なのに、この言葉を口にしたのは私の方だった。
全てが疑わしい。
透也の行動も、
透也の言葉も、
透也の気持ちさえも、
私には信じる事が出来なくなっていた。
「美空…別れたく…ない……」
ギュッ…とキツくキツく、透也が私を抱き締める。
必死に誤解を解いて、必死に私を引き止めてくれた。
そして……、
「美空……愛してる……」
確かにそう言ってくれた。
散々陰口を言っていた女子社員にも、
「”彼女気取り”じゃないから……。美空は俺の”彼女”だから」
キッパリと言い切ってくれた透也。
もう、迷いも疑いもなかった。
残ったのは、ただただ透也が好きで仕方ないって気持ち。
─────それは、
1年経った今でも変わらない。

