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想い人
第2章 私の想い人
「美空……」

コトッ
マグカップをテーブルに置いた透也が、片手で私の頭をその胸に抱き寄せた。

ドキドキと心臓が騒ぎ、顔が赤くなっていくのがわかる。


こういう時、大人の女は赤面しないよね?

ドキドキはするのかな?
でもきっと表には出さないよね?

ホットミルクのマグカップを握り締めながら、俯いて赤面した顔を隠す。


そっと、透也の大きな手が私の手を包み込みマグカップが透也の手に奪われる。

マグカップをテーブルに置けば、透也の両手が私の頬を挟んだ。


「美空……」

チュッ
リップ音が響く。

透也の薄い唇が、私の唇を挟んではチュッと音を立てながら離れていく。


優しいキスに思考まで溶かされる。

大人の女がどんなものなのか、もう考えられない。


透也の背中に腕を回しギュッと抱き着けば、頬に置かれていた透也の手も私の背中に回される。

密着した身体から、お互いの心音が聞こえる。

ドキドキと速まる私の心音。
透也の心音も同じくらいに速い。

(透也も…ドキドキしてるのかな?)
そう思うと嬉しくて、透也の背中に回した腕に力を込めた。



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