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想い人
第2章 私の想い人
パタン
寝室のドアが閉まる。

その途端に絡みつく透也の腕。
後ろから抱き締められた私の背中に、透也の体温を感じる。

「美空……」
私の首筋に透也の唇が触れ、甘い声で名前を囁かれる。


……心臓が飛び出そう。

ドキドキなんてもんじゃない。
バクバクと大きな音を立てていて、透也にまで聞こえちゃいそう。


首筋をチュッチュッと軽く吸うように這わせながら、透也の唇が私の耳まで上がってくる。

「んっ…‼︎ 」

耳の裏でヌチャと水音が響いた。
そのまま、透也の熱い舌が私の耳を這い回る。

「あっ…んンッ…」
呼吸が乱され、甘い声が漏れる。

後ろから回された透也の手は、部屋着の上から私の胸に触れる。
私の胸の小さな膨らみを、透也の手がほぐすように揉んでいた。


耳を這う舌の水音は、直接脳内に響くようで下腹部を疼かせた。

「あっ…んっ……」

ねだるような甘い声を漏らす私の、部屋着の中に透也の手が滑り込む。

ブラを捲り上げ、直接膨らみに触れた。

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