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想い人
第4章 俺の想い人

「え? ちょっ……」
走り去る蕾さんを困惑した目で見つめる。
「透也……」
俺の胸を押し返し、その腕の中から抜け出た美空。
「美空! 違うんだ、これは……」
「11月8日が何の日か覚えてる?」
悲しそうな美空の顔。
「当たり前だろ! 付き合って4ヶ月の記念日で…だからその埋め合わせは5ヶ月の時に……っ」
焦る程にパニックに陥る。
何とか誤解を解かないと……っ。
「誕生日……っ‼︎ 」
「え? あぁ、蕾さんの?」
「違う! 11月8日は私の誕生日だよ‼︎ 」
─────…っ‼︎
走り去る蕾さんを困惑した目で見つめる。
「透也……」
俺の胸を押し返し、その腕の中から抜け出た美空。
「美空! 違うんだ、これは……」
「11月8日が何の日か覚えてる?」
悲しそうな美空の顔。
「当たり前だろ! 付き合って4ヶ月の記念日で…だからその埋め合わせは5ヶ月の時に……っ」
焦る程にパニックに陥る。
何とか誤解を解かないと……っ。
「誕生日……っ‼︎ 」
「え? あぁ、蕾さんの?」
「違う! 11月8日は私の誕生日だよ‼︎ 」
─────…っ‼︎

