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想い人
第4章 俺の想い人

「11月8日は…蕾さんじゃなくて、私の誕生日だって言って欲しかった…… 」
「あ……っ‼︎ 」
血の気が引く。
そうだ…11月8日は、ただの4ヶ月記念日じゃなくて……っ。
「ごめんっ‼︎ 違っ、忘れてた訳じゃ……」
忘れてた訳じゃない。
いや、忘れてたんだけど、でもっ‼︎
「プレゼントは買ってある!」
もう随分前に買ったんだ。
先月の俺の誕生日を祝ってくれた時、美空の誕生日を聞いて……もうじきなんだと思ってたら、すげーピッタリなのを見つけて……。
「もういいっ‼︎ 」
「美空‼︎ 」
走り出そうとする美空の腕を捕まえる。
「離して‼︎ 」
ブンブンと激しく振られた美空の腕が、俺の手から離れた。
「待てって! プレゼントは買ってある! だからっ」
「そんなのいらないっ‼︎ 」
「…………っ」
「あ……っ‼︎ 」
血の気が引く。
そうだ…11月8日は、ただの4ヶ月記念日じゃなくて……っ。
「ごめんっ‼︎ 違っ、忘れてた訳じゃ……」
忘れてた訳じゃない。
いや、忘れてたんだけど、でもっ‼︎
「プレゼントは買ってある!」
もう随分前に買ったんだ。
先月の俺の誕生日を祝ってくれた時、美空の誕生日を聞いて……もうじきなんだと思ってたら、すげーピッタリなのを見つけて……。
「もういいっ‼︎ 」
「美空‼︎ 」
走り出そうとする美空の腕を捕まえる。
「離して‼︎ 」
ブンブンと激しく振られた美空の腕が、俺の手から離れた。
「待てって! プレゼントは買ってある! だからっ」
「そんなのいらないっ‼︎ 」
「…………っ」

