この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
想い人
第5章 新たな想い人

<side 透也>
美空の唇に、航先輩の唇が触れる。
ドクンッ
身体中の血が逆流したみたいに身体が熱くなった。
「なっ…なななっ…何するんですかっ⁉︎ 」
美空が慌てて航先輩の腕の中から飛び出す。
「あんな奴やめちまえ。美空、俺と付き合おう?」
美空の腕を捕まえ、航先輩の唇がまた近付いていく。
「美空!」
航先輩から奪うように、美空を自分の方へと引き寄せていた。
「透也…っ⁉︎ 」
美空の驚いた顔。
「話がしたいんだ」
緩々と首を振られる。
「頼むから…っ…」
このまま誤解されたままじゃやり直せない。
俺の気持ちをキチンと伝えたい……っ‼︎
美空の瞳からポロポロと涙が零れ落ち、思わず美空を抱き締めた。
「美空…別れたく…ない……」
ギュッ
キツくキツく、美空を抱き締める。
「随分勝手だな」
航先輩が美空の腕を掴んだ。
「……何て言われても、美空は渡せません」
航先輩を睨み、美空を抱く腕に力を込める。
─────渡せない。
疑われるような事をしてきたのは俺が悪い。
でも、美空を裏切るような事はしていない。
傷付けた分を取り返したいんだ。
美空の唇に、航先輩の唇が触れる。
ドクンッ
身体中の血が逆流したみたいに身体が熱くなった。
「なっ…なななっ…何するんですかっ⁉︎ 」
美空が慌てて航先輩の腕の中から飛び出す。
「あんな奴やめちまえ。美空、俺と付き合おう?」
美空の腕を捕まえ、航先輩の唇がまた近付いていく。
「美空!」
航先輩から奪うように、美空を自分の方へと引き寄せていた。
「透也…っ⁉︎ 」
美空の驚いた顔。
「話がしたいんだ」
緩々と首を振られる。
「頼むから…っ…」
このまま誤解されたままじゃやり直せない。
俺の気持ちをキチンと伝えたい……っ‼︎
美空の瞳からポロポロと涙が零れ落ち、思わず美空を抱き締めた。
「美空…別れたく…ない……」
ギュッ
キツくキツく、美空を抱き締める。
「随分勝手だな」
航先輩が美空の腕を掴んだ。
「……何て言われても、美空は渡せません」
航先輩を睨み、美空を抱く腕に力を込める。
─────渡せない。
疑われるような事をしてきたのは俺が悪い。
でも、美空を裏切るような事はしていない。
傷付けた分を取り返したいんだ。

