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第3章 撮影フルコース

　それからはルミさんによるSMプレイのフルコースだった。
　手枷足枷を外して麻縄で緊縛、天井のフックから吊られて鞭打ちと浣腸、ぼくの乳首は性感帯なのだが左右とも洗濯バサミで挟まれる。これは痛いばかりで気持ちよくない。
　それよりおぞましいのはカテーテル責め。
　あんなところにあんなものを挿入されるのは、病気か仕事以外はお断りしたいもの。
　それを喜んでしてもらう趣味の人がいるというのが信じられない。
　もう何をされたかいちいち覚えていないくらいのサービス（？）が終わったところで、今まで彼女の迫力に口を挟めなかったスタッフから、
「すみません、尺が足りないんでもう少し何かお願いします」
と、要請が来た。
　市場に出すには六十分の長さが必要なのだそうだ。
　かくて、不足分の時間だけルミさんのペニバンで延々と肛門を犯されることとあいなった。
　肛門と後ろ手に縛られた腕が痺れて感覚がなくなった頃、ようやく監督のOKが出る。
　ぐったり疲れて座り込んだところへ、追加サービスのつもりかルミさんがペニバンを突き出し、
「さあ、口で綺麗にお掃除して頂戴」
　まだカメラが回っているので、しかたなく自分の肛門から引き抜かれたばかりのモノをフェラチオする。
　翌日から2，3日下痢が止まらなかったのは、その時の大腸菌のせいだと思う。