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第4章 お尻に出した子一等賞

　撮影は終わり、完成作品が売り出された。
　ぼくも一度通して観たが、ハッスルしているルミさんだけが目立ち、ほとんど自分という演者はされるがままだった。
　でも、さすがにプロのカメラワークは見事で、気高い女王様と奴隷少年のファンタジーとして美しく仕上がっている。

　ずっと後になって、ネットを見ているうちに引き締まったお尻に縛られた両手首、蝋の痕が残る背中という裸の後ろ姿の画像を見つけたことがあった。
　なんとなく心惹かれて見ているうちに我慢出来なくなりオナニーしてしまった。
　その後、よくよく調べてみるとなんとそれはこのAVからキャプチャーしたぼくの画像を誰かがネットに上げていたものだと判明。
　ぼくはそれとは知らず、自分で自分の肛門を犯す妄想で究極の“近親相姦”を行って射精していたのだ。