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「ここにはよく来るんですか?」
第2章 room 02 真由(前編)
大阪のとある街、時間は午前10時
駅と隣接する巨大なショッピングモール、少し歩けば飲食店と飲屋街、大きな道路を挟んだビルの裏側にはホテル街がある。俺は駅のすぐ側にあるファストフード店の前にいた
1週間前、愛逢村で知り合った真由さんと待ち合わせをしている。緊張で喉がカラカラに渇いていた
あれから毎日SNSで会話をし、お互いのことを色々と話した
真由さんは俺の一つ年上で、バツイチの再婚、小学6年の娘がいる。身長は162cmで、体重は秘密だが普通体型との事。若い頃にブライダル関係の仕事をし、現在は再婚した夫が経営する鉄工所で事務を手伝っている。今日は夫が出張でいない為、子供が帰ってくる夕方までなら時間があるという事だった
お互い住所は「大阪府在住」というところまでしか教えていない。深入りしないのが出会い系で会う上でのマナーであると、雑誌に書いてあったのを覚えている
突然、俺のスマホが鳴った
SNSのアプリを介した通話の着信、発信者の欄に「真由」の文字が表示されている
「もしもし、真由さん?俺はもう着いてるよ」
「私も今着きました、えっと……、タカさん、黒のパーカーにベージュのズボンですよね」
真由さんとはこの1週間の間に何度か通話もした。声を聞くと安心すると思って、俺から通話を持ちかけた。彼女の声は思っていたより低めで、色っぽい感じだった
「そうですよ、真由さんは白のトレーナーにデニムの……あっ」
スマホで会話をしながら、俺は同じくスマホで通話しながら辺りを見回していた真由さんらしき女性を発見した
ハッと一瞬驚いた様な表情を見せると、彼女はスマホの通話を切り、微かに笑みを浮かべた
表情はまだ硬さがあるようだったが、俺はとにかく驚いた
ビックリする程の美人。女優と言われても納得するほどだし、有名な女優に似ている
「き、綺麗ですね」
思わずそう口走る
真由さんは恥ずかしそうに笑いながら「そんな事ないですよ」と返す
その仕草もまた品があって素敵だった
やや赤みのあるショートヘア、20代に見えるような白く綺麗な肌、スラリと長い脚、それに、想像よりずっと大きいバスト、普通体型と聞いていたが、おそらくバストはEカップ以上あるだろう
彼女はスッと俺の近くへ歩み寄る
「早速、行きましょうか」
「そうですね」
俺は彼女の手を引き、ホテル街に向かって足を進めた
駅と隣接する巨大なショッピングモール、少し歩けば飲食店と飲屋街、大きな道路を挟んだビルの裏側にはホテル街がある。俺は駅のすぐ側にあるファストフード店の前にいた
1週間前、愛逢村で知り合った真由さんと待ち合わせをしている。緊張で喉がカラカラに渇いていた
あれから毎日SNSで会話をし、お互いのことを色々と話した
真由さんは俺の一つ年上で、バツイチの再婚、小学6年の娘がいる。身長は162cmで、体重は秘密だが普通体型との事。若い頃にブライダル関係の仕事をし、現在は再婚した夫が経営する鉄工所で事務を手伝っている。今日は夫が出張でいない為、子供が帰ってくる夕方までなら時間があるという事だった
お互い住所は「大阪府在住」というところまでしか教えていない。深入りしないのが出会い系で会う上でのマナーであると、雑誌に書いてあったのを覚えている
突然、俺のスマホが鳴った
SNSのアプリを介した通話の着信、発信者の欄に「真由」の文字が表示されている
「もしもし、真由さん?俺はもう着いてるよ」
「私も今着きました、えっと……、タカさん、黒のパーカーにベージュのズボンですよね」
真由さんとはこの1週間の間に何度か通話もした。声を聞くと安心すると思って、俺から通話を持ちかけた。彼女の声は思っていたより低めで、色っぽい感じだった
「そうですよ、真由さんは白のトレーナーにデニムの……あっ」
スマホで会話をしながら、俺は同じくスマホで通話しながら辺りを見回していた真由さんらしき女性を発見した
ハッと一瞬驚いた様な表情を見せると、彼女はスマホの通話を切り、微かに笑みを浮かべた
表情はまだ硬さがあるようだったが、俺はとにかく驚いた
ビックリする程の美人。女優と言われても納得するほどだし、有名な女優に似ている
「き、綺麗ですね」
思わずそう口走る
真由さんは恥ずかしそうに笑いながら「そんな事ないですよ」と返す
その仕草もまた品があって素敵だった
やや赤みのあるショートヘア、20代に見えるような白く綺麗な肌、スラリと長い脚、それに、想像よりずっと大きいバスト、普通体型と聞いていたが、おそらくバストはEカップ以上あるだろう
彼女はスッと俺の近くへ歩み寄る
「早速、行きましょうか」
「そうですね」
俺は彼女の手を引き、ホテル街に向かって足を進めた