パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 2年後…別れ…

望が3人との関係を一度リセットしようと思ったのは一年前…

当時就職活動を始めて色々な職業の説明会などに参加した時…

男「申し訳ない…君…有馬望君じゃないかな？」

振り返ってその男性を見ると父親より少し年上くらいの威厳のある人で望には見覚えが全く無かった…

望「えっ？はい…そうですけど…何処かでお会いしましたか？」

男「はははっいや…こうして会うのは初めてだよ…」

望「じゃ…何故…俺の事を？」

男「クス…そうか…覚えて居ないかな？君が幼稚園くらいの時に何度も娘と一緒に会っていたんだが…」

両親は今海外に行って居ない…もう数年会ってはいないがたまに近況を知りたいと連絡があるが望が中学生までは日本で一緒に暮らしていた…

望は少し考え…

望「あっ…もしかしてハルちゃんのお父さん？」

小学校二年生頃まで良くお互いの家に親同士が遊びに行く事がありその頃に見た父親の友人の顔が重なった…

男「クスクス…そう…親父さんはまだ向こうだろう？全く息子を放って…しかし立派になったね？」

望「すいません…覚えて無くて…でもなんでこんなところに？」

男「ああ…世話をしてもらっている企業の招待でね…少し話しをして欲しいと言われてここに来た…帰ろうと思ったら君を見かけてね…親父さんそっくりだからね…もしかしたらと声を掛けてみた…」

そう言われてなるほどと思い就職先の事や大学の事など色々場所を移して話しを聞かさせて欲しいと言うのを懐かしさに頷き話す…

望「そう言えばはるちゃんは…」

男「ああ…国立大学で頑張っているようだよ…二年前に色々あって家に戻って通えと言っても帰って来ないよ…はははっ」

そんな話しを聞いても何も思わずその日は時間があるなら一度家に遊びに来なさいと言われて素直に懐かしい相手にも会って見たいと思い連絡先を交換して別れた…

望が希望する会社の事も詳しく色々教えて貰う中で採用する学生の調査していると聞いて望はあっやばいかもと冬美達の事が頭を過ぎってその日から女とこれから就職したい職業を天秤にかけて望が数ヶ月考えて出した答えは女を切るだった…

しかしそう簡単には行かないと思いまずはもうほぼ気持ちがない彼女であるアキと別れる事にした…