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リヴァイ兵長は選べない人
第5章 苛立ち
心は茨に巻きつけられ棘が刺さり、血を流し悲鳴を上げているのに、
結局リヴァイは何一つ言葉にする事が出来なかった。
ただ、エルヴィンの行動、言動からして、
自分はもうエルヴィンに必要とされなくなったという事を悟った。
リヴァイの中で何かが音を立てて崩れ落ちていった。
「りょ…うかいだ…エルヴィン…」
搾り出すようにリヴァイは返事をすると、扉を開けて廊下にでた。
―お前は汚れている…汚れている…
リヴァイは頭の中で延々とその言葉をループさせながら、
フラついた足取りでエルヴィンの部屋を後にした。
結局リヴァイは何一つ言葉にする事が出来なかった。
ただ、エルヴィンの行動、言動からして、
自分はもうエルヴィンに必要とされなくなったという事を悟った。
リヴァイの中で何かが音を立てて崩れ落ちていった。
「りょ…うかいだ…エルヴィン…」
搾り出すようにリヴァイは返事をすると、扉を開けて廊下にでた。
―お前は汚れている…汚れている…
リヴァイは頭の中で延々とその言葉をループさせながら、
フラついた足取りでエルヴィンの部屋を後にした。