この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
リヴァイ兵長は選べない人
第6章 熱情
毛布でリヴァイの全身を包み、その上から布団をかける。
両手で頬に触れてみる。
―まだまだ冷たい…
少し瞼がピクリと動いてはいるが意識が戻らない。
この状況をどうにも出来ない自分にミケは少し苛立ち始めていた。
「よし、火は着いたから後はガンガンに部屋を暖めるしかないね」
ハンジはベッドに近寄るとリヴァイの額に手を当てた。
そして手首を握り、脈を診ている。
「今は冷え切ってるけど、熱が出るかもなぁ。薬と水も用意するよ」
「ハンジ、この事はとりあえず内密にしといてくれ」
「エルヴィンにも?」
「ああ、頼む」
ハンジは少し考え込むような顔をした。
でも何かを察してくれたのか、コクンと頷いた。
「わかったよ、とりあえずリヴァイの様子を見よう」
「俺に、何か出来る事は無いのか…?!」
「んー、原始的な方法だけど、生肌同士で暖めあうと結構効果があるってのは…」
ハンジのその言葉を聞き終わらないうちに、ミケは豪快にシャツを脱ぎ始めた。
「ちょっちょっとストップ!!アンタ意外に行動派だね。私は席を外すとするよ。
薪は切らさないようにしてね。薬と水差しはドアの外に置いておくから」
両手で頬に触れてみる。
―まだまだ冷たい…
少し瞼がピクリと動いてはいるが意識が戻らない。
この状況をどうにも出来ない自分にミケは少し苛立ち始めていた。
「よし、火は着いたから後はガンガンに部屋を暖めるしかないね」
ハンジはベッドに近寄るとリヴァイの額に手を当てた。
そして手首を握り、脈を診ている。
「今は冷え切ってるけど、熱が出るかもなぁ。薬と水も用意するよ」
「ハンジ、この事はとりあえず内密にしといてくれ」
「エルヴィンにも?」
「ああ、頼む」
ハンジは少し考え込むような顔をした。
でも何かを察してくれたのか、コクンと頷いた。
「わかったよ、とりあえずリヴァイの様子を見よう」
「俺に、何か出来る事は無いのか…?!」
「んー、原始的な方法だけど、生肌同士で暖めあうと結構効果があるってのは…」
ハンジのその言葉を聞き終わらないうちに、ミケは豪快にシャツを脱ぎ始めた。
「ちょっちょっとストップ!!アンタ意外に行動派だね。私は席を外すとするよ。
薪は切らさないようにしてね。薬と水差しはドアの外に置いておくから」