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第8章 夢のお城

（何が？・・・何があって冬真くんがあそこまで・・・）



横から栄が、麗佳とやらを一生懸命なだめている。




と、突然、冬真は立ち上がりざま麗佳の手を握り、

耳元に口をつけて何か囁いた。



そして一瞬ぽかんとなってソファに座った麗佳の横に自分も座り、

満面の笑みを麗佳に見せる。



麗佳は急に大人しくなり、何やらニヤニヤしながら、

何事も無かったかのように、穏やかに飲み始めた。