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夜まで待てないっ!
第9章 真夏の珍事
控室の中が気になり、思い切ってドアを開けて中に入る。
「だから・・・お前がうちの客をかっぱらってこんな店を開くからよぅ・・・」
まだ充は、冬真に文句を言い続けている。
「充さん・・・仕事のイロハを教えていただいて、ありがとうございます。
アルコバレーノを辞める時に、お礼はしたつもりですが・・・
客を取ったとか・・・新規開店のお知らせをしたのは、事実ですが、
お店に来て欲しいなどの連絡、電話やメールは一切していません。
お客様の意思で、ご来店いただいてるのだと思います。
あなたの魅力を持ってすれば、アルコバレーノの客がこの店になびく事は無いでしょう?」