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夜まで待てないっ!
第4章 優しいキスをして


「お待たせしました、誘った僕が席を外しちゃ、ダメダメですよね? ふぅ・・」


「いえいえ、人気者で何よりね? 私はすぐに帰りますから・・・」


麻未は少し拗ねた顔つきで、冬真を見た。


「え・・・何を言ってるんですか?

 機嫌を損ねたのなら、謝ります、許してください、帰るなんてひどい・・・」



冬真は嘘とも本気とも分からないが、泣きそうな表情で麻未を見詰める。



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