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ネイル
第4章 完了
それから俺は抜け殻のような生活を日々過ごしている。
隆一たちと週末に会って居酒屋で語り合うのが楽しみのひとつ。
香織の事もすでに遠い記憶の彼方へ消えていった。
真悠ちゃんとは会ってないのか?拓也
ああ。もう会ってない。
たまに連絡したり、向こうから来たり。
それくらいかな。
別れたあとでもたまには連絡はするようにしてる。
でも俺たちは合わないんだよ。
何故かなあ…初めはうまく行きそうな予感がしていたんだよなぁ。
…何だか昔、忘れていた遠い彼方の記憶の誰かを真悠に重ねていた。
そんな気がして、真悠には悪いことをした。
真悠もそのことに気づいていて。
私はその人の代わりなんかじゃないって。
言われたよ。笑
誰だったんだろうか。
会社の事務の亜紀ちゃんにさ、マッチングアプリを勧められてね。
やってみようかと思ってんだけど…
あれってどうなの?
すると、割り込んでくるのは決まって修二だ。
それなら俺の出番だろ。
おまえ…またデマとか噂話じゃないだろうな。
とんでもない!俺が今付き合ってるのもマッチングアプリで知り合った人だ。
な、何ぃ〜!おまえ、抜け駆けしやがってぇ。
と、俺たちは修二の首を掴み締め付けた。
ま、ま、ま、聞いてくれ。
修二の話しは長い。
自分の話しを延々と聞かされた。
…というわけなんだよ。はぁはぁ。
息切れしちゃったよ。
なら話すなよなぁ。
でも面白そうだな。
一回だけトライしてみるか。
俺はその場で修二にアドバイスをもらいながら基本情報を入力した。
でも、気をつけろよ。
中にはFXをやらせようとする海外の人とか
女を装ってお金を騙しとるやつもいる。
最悪の場合は、会う事までこぎつけて
いざ、会ってみると相手が勧める店に行かされて、ぼったくられる。
…なんてことも少なくない。
なら勧めるなよな。笑
ま、ま、そう言わずに。
ああ。
これなんてどうだ?
適当にいいねしてみるか。
俺は自分より少し年上の女性を選んでみた。
すると相手からすぐにイイねされてマッチングした。
おお!おまえついてんなぁ。
良くね?この女。まあまあかな。
会うのはもっと仲良くなってからだよ。
相手がよく分からないしな。
素性の知らない女なんて…と言いかけて、口が止まった。
何だよ。どうした。
いや、何か前にも同じ経験をしたような…しないような。
とりあえず後から連絡してみるよ。疲れたし。
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