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ネイル
第4章 完了
えーと。確か駅の改札口で待ち合わせとか言ってたよな。
俺は改札口あたりをウロウロしながら相手を探していた。
特徴とか聞いておくんだったなぁ。
するとジィ〜とこっちを見つめている女性を発見した。
女性は初めから分かっていた様子だったが、俺の行動を見ていたらしい。
こっちを見て微笑んでいる。
彼女を見た瞬間に彼女が光り輝き発光するものがあった。
間違いない…彼女だな。
俺は見て分かった。
彼女もゆっくりとこちらに近づいてきた。 
目の前に彼女が来ると俺は泣いていた…
どうしたの?
彼女はそう話しかけてきた。
いや…分からない。
涙が勝手に。
止まらないんだよ。
何故かな。
…彼女のオーラに包まれた瞬間だった。
俺はこの人の魂の先祖を知ってる。
仕方ないわね。もう。
でも、何で俺が拓也だって分かったの?
女はキョトンとした顔で見つめて言った。
分かるわよ。見ればすぐに。
彼女は人目もはばからずに俺を抱いてくれた。
よしよし。
拓也ってこんなに泣き虫だったっけ?
え?
ほらほら、いつまでも泣くんじゃない。
彼女は自分の胸の中に俺を優しく抱いてくれた。
ごめん…ごめん…ごめんね。
何を謝ってるのか分からないけど。
ま、いいわ。
気にしてないから…とでも言えばいい?
ああ。
さ、行きましょ。ね?
どこへ?
決まってるじゃない。
彼女は俺に近寄ってきて耳元で囁く。
ホ…テ…ル…!…うふッ
えー?今から?会ってすぐ?
1か月ずっと話してきたじゃない。
ならイイっしょ?
私たち…きっと上手くいくわ。
なぜ?
分かんない。でもね…私の心がそう感じる。
あッ!あッ!あッ!凄ッ!凄い!拓也!
俺は彼女をバックから激しく突いていた。
彼女のしなやかな腰の括れ…白い柔肌を掴み尻を鳴らしていた。
パンッ!パンッ!パンッ!
激しい!激しいすぎるッ!拓也!
おお!おお!気持ちいい…何故だ?
こんなにも身体の相性がいいなんて…
彼女は振り向いて言った…
拓也…私の中気持ちいい?
拓也が私で感じてくれてる…
精一杯…愛してくれてる…
こんなに嬉しいことはない…
私を愛して…私で感じて…もう二度と離さないで
もうひとりにしないで…約束したでしょ…
拓也…
俺の指先が仄かに赤く染まり始めていたが気づかないでいた。
ねぇ…拓也…
ん?何?
彼女は振り向いたままニッコリと笑ってひとこと…
おかえり…拓也…。

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