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茅子(かやこ)の恋
第7章 息子の部屋
「小林さん、お土産ごちそう様です!」
「いいえ、お粗末さまでした!」
夏休みが終わり、茅子は職場の介護施設に戻っていた。いつもの日常、朝の申し送りに夜勤明けの翔太がいた。夏休みのあいだ、翔太は茅子に全く連絡をよこさなかった。それはグアム旅行が航のためと、翔太も知っていたからだ。一見がさつに見える翔太はよく気が回る男の子だった。茅子が翔太に心を許したのも、その性格に惹かれたからだ。

「グアム、面白かった?」
「うん、めっちゃよかった!」
人がいない廊下の隅で、翔太が話しかけてきた。茅子は誰もいないことを確認すると、満面の笑みで翔太の手を握った。

「航君、元気になった?」
「うん、ありがとう!」
翔太も周りを確認すると、茅子のお尻に軽く触った。茅子は声に出さず「もうっ!」と口の形で怒ったふりをしたが、その目は笑っていた。お返しに翔太の股間を撫でると、既に固くなっていた。

「こんど、いつ来る?」
「…あとでラインする」
小さな声で茅子が答えると、翔太は腰を振りながらフロアに戻って行った。その姿を笑って見ながら、茅子はふと航の裸を思い出していた。

ふたたび日常が始まると、忙しい日々が戻っていた。ふたりのシフトと航との生活を考えると、次に翔太に会うのは2週間も先になった。そして航の2学期も始まり、全てが元に戻ったと茅子は思った。
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