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妻の下着が変わった時に
第8章 詩音

「私ね兄(にい)見た時、私の人と思ったの ずっと思ってた」

「中学の時兄に言ったら 兄も同じだった」

「お母さんたちの事、聞いたよね?」 
美和と陽子が頷いた 

「私、最初許せなかった 中学生だったからかな」

「陽子母さんが あの時」
 
「沿えない 愛も有るのよって 言った時の・・・・・」

「母さんの悲しそうな目 忘れられない」 
 
「正直に教えて呉れて 嬉しかった」 

「納得できなかったけど 受入れる事出来た」 

「兄に話したら黙ってた その日初めてキスしたんだ」 
 
「美和母さんが 中学生では駄目って言うから」

「何時って聞いたら 高校生に成ったらって 一生懸命勉強した」 

「兄に教えてもらって 喧嘩もいっぱいしたけど」
 
「母さん達が何時も話して呉れて 仲直りしたんだ」 

「高校一年の時兄と結ばれて幸せだった お泊りして帰ったら」
 
「美和母さん子供作るのは早いわって ゴム渡されて赤く成っちゃった」 
 
「高校生に ゴムだもんね」 笑いが出た

「お父さん有難う 兄連れて来てくれて」 
 
「私達のお父さんとお母さん ありがとうございます」 
幸せそうな顔で目に涙を浮かべ4人を見る 

和夫と隼人は 二人を見つめ続けて居た・・・・

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