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バカな男に私は夢中
第8章 繋想
(....あれ?)
いつの間に家に帰ってきたのか、我に返るとベッドの上で寝転がっていた。
天井を見たまま考える。
「えーと..結局...どうなったんだ?」
『百合ちゃん俺のこと好きやろ?』
『ほな本人の許しも貰たことやし?』
(そういや....許しって..何の?)
結局あの後、電車が来て斎藤は帰って行った。
私も気づけば家に着いていて、ご飯食べて....
(そうか。私はキスする許しをあげちゃったわけか。)
ふと時計を見た。
「やば。こんな時間!..とにかく勉強しよ。」
私はぼうっとしたままベッドを下り、机に向かうと参考書を開いた。