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バカな男に私は夢中
第8章 繋想
「なんだ、俊の言うとおりじゃん!」
「やろ?百合ちゃんごっつい人見知りやねん。」
そういって斎藤が私の肩を抱いた。
「..!?ちょっ何してんのよ!」
びっくりして身体をよじり逃げる。
「俊、早速嫌われてるじゃんか!」
また何人かが笑うと斎藤が苦笑いした。
「わ~百合ちゃん顔真っ赤だ。」
さっき話しかけてきた子に言われ、思わず顔を覆う。
斎藤を盗み見るとニヤニヤしていた。
するといきなり
「あ、私、清水マキだよ!よろしくね!」
といわれ、戸惑いながら
「よろしく。」
と言った。