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バカな男に私は夢中
第8章 繋想



「わー!百合ちゃんのお弁当美味しそう!」
「え、あ、ありがとう。」

私は苦笑いして周りを見渡した。

斎藤に、マキとその彼氏の賢治が私と一緒にご飯を食べていた。

あれからずっとこんな感じだ。

(何だろうこれは..)

「なぁ百合ちゃん、みんなで食べたらより一層美味いやろ?」

斎藤がニコニコして私に聞く。

「そ、そうね。」

けど、ちょっと戸惑いながらも、仲良く話している3人を見ていると、 何だか懐かしくなった。

(数人で食べるなんて久しぶり....ずっと由美子だけだったしなぁ..)

食べ終わり、片付けていると男二人がどこかへ行った。

すすすっとマキが近寄ってくる。
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