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バカな男に私は夢中
第10章 欲望
昼を済ませて勉強を始める。
雑談を挟みながら楽しく勉強していた。
(みんなやる気ある人で良かった。)
友達とワイワイみたいな感じはダメだけど、このメンバーは集中力があると思う。
4時頃、マキがお腹すいたからコンビニ行くと言い出した。
「私行ってくる。駅前にあるよね?」
「うん。私も行こうか?」
私が立ち上がりかけると、賢治が制した。
「俺行くよ。欲しいもんあるし。百合ちゃんたちは勉強してて。」
にっこり微笑まれ、
「そう?わかった」
と腰を下ろした。
「じゃあ行ってきまーす!」
二人は参考書を広げたまま家を出ていった。
静かなリビングに私のシャーペンの音だけが....
「..て、勉強しなさいよ。休む?」
私が聞くと頷いた。
(やけに大人しい....調子狂うじゃない。)