この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
バカな男に私は夢中
第10章 欲望
「...な、なぁ、百合ちゃんの部屋、見して?」
急に口を開いた斎藤に驚いた。
「え、あぁうん、いいよ。」
二階に上がり、ドアを開ける。
「はい。」
すると、おぉ~!と嬉しそうに入っていった。
「なんか百合ちゃんらしいなぁ!何もないやん!」
「どういう意味よ。シンプルイズベスト!」
私がムッとしていうと 誉め言葉やってーと笑って言った。
しかし次の瞬間、机の写真を見て固まった。
「..これ誰や百合ちゃん!なんやこのイケメンは!」
「え?...あ、...な、なんでもないよ!」
私も覗き込み、気づいて急いで手で隠した。
斎藤は目を細めると私ににじり寄って来る。
(あー隠しとけば良かった..)
今さら後悔しても遅かった。