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バカな男に私は夢中
第10章 欲望
「誰?」
「お、幼なじみ!」
答えると疑わしそうに私の顔を見る。
(でも本当のことだし..)
私が顔を逸らすと、ぐいと顎を掴まれた。
「赤うなっとる....」
「気のせいじゃない?」
「..もしかして、前いってた好きやった奴か!?」
(どうして覚えてるのよ..)
今まで一人しか好きになったことがない、といったことを覚えていたらしい。
私が黙っていると、顎を持ち上げられ唇を塞がれた。
「ん..」
いきなり舌を入れられ、久々の感覚にゾクッとした。
私が弱い舌先を何度もつつかれ、歯茎を舐められる。
チュク....チュル..
舌が絡めとられ、私も無意識に彼の動きを追いかけた。
「ふぅ....んっ..」
頭がぽうっとして、ぎゅっと裾を握ると身体がふわっと持ち上がった。