この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
バカな男に私は夢中
第10章 欲望
「....ということ。ちなみにその後海外にいって、向こうで誰か男の人と婚約したみたい。」
私が話し終わり見ると、斎藤はぽかんと口をあけていた。
「..え、じゃあ百合ちゃんは対象外っていうのは....」
「女だから。」
頷くと、そうか..そうなんか..と何やらブツブツ言いながらベッドに座り込んだ。
「まぁその時は何がおこったのか理解できなくて、信じなかったけど..私以外の人は知ってたのよね。」
私も斎藤の隣に腰掛ける。
ギシッー
「で、まぁ有り得ない失恋の仕方と、高校入って白百合とか言われたりし出して、タバコに走ったの。まぁ気休めね。」
「..まだ..好きか?そんな振られ方して..」