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バカな男に私は夢中
第10章 欲望

「....ということ。ちなみにその後海外にいって、向こうで誰か男の人と婚約したみたい。」

私が話し終わり見ると、斎藤はぽかんと口をあけていた。

「..え、じゃあ百合ちゃんは対象外っていうのは....」

「女だから。」

頷くと、そうか..そうなんか..と何やらブツブツ言いながらベッドに座り込んだ。

「まぁその時は何がおこったのか理解できなくて、信じなかったけど..私以外の人は知ってたのよね。」

私も斎藤の隣に腰掛ける。

ギシッー

「で、まぁ有り得ない失恋の仕方と、高校入って白百合とか言われたりし出して、タバコに走ったの。まぁ気休めね。」

「..まだ..好きか?そんな振られ方して..」
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