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バカな男に私は夢中
第10章 欲望

ギシッー

続ける前にぎゅっと抱きしめられた。

「百合ちゃん、ありがとう。嬉しいわ。妬いてもてごめんな?」

「うん。」

私も背中に腕を回してぎゅっと引き寄せる。

「俺も好きや!百合ちゃんが大好きや!」

「うん。」

嬉しくて腕が苦しくて、胸がドキドキする。

ゆっくり身体を離しキス..

「..きゃっ..!」

「おわっ!」

私はそのままバランスを崩して、咄嗟に斎藤の腕を掴んだ。

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