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バカな男に私は夢中
第12章 前進
その日のうちに私たちは早速旅行会社に予約した。

ギリギリなスケジュールだったから、あまり空いていなかったけれど、どうにかなった。

両親への事後報告では マキと行くことにしておいた。



そして今日....


「..斎藤くん?....受かってた....」

『ほんまか!?おめでとう!』

私は何とか合格していた。

(良かった....もう一年頑張って良かった..!)

真っ先に斎藤に電話し、次に両親、由美子に電話すると泣いて喜んでいた。

掲示板の前で携帯を持ったまま、少し離れる。

電話を切り、歩いていると、トントンと肩を叩かれた。

「?」

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