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バカな男に私は夢中
第13章 幸福

「ひゃっ..ちょっと..!んんっ..!」

戸惑っていると、そのまま私の指を上下させる。

自分の指が蕾に触れ、存在が指先に直に伝わる。

「あぁ..そんな..自分の....」

恥ずかしさに首を振ると、斎藤が耳元で熱い息を吐いた。

「..もしかして百合ちゃん..自分でしたことない..?」

「え..?..んあっ....ふぅ..」

クリクリ....チュク..ピチャ..

(自分の指が..こんなとこ..)

「自分でしても気持ちいいやろ?」

「そんな..ことな...あぁ...」

目を閉じ身悶える。

すると斎藤がクスクス笑った。

「百合ちゃん嘘はあかんで..?」

「へ..?..ん..」

私が聞き返すと、耳元で囁いた。

「ほやかてさっきから..自分で手動かしとるやん..俺は沿えとるだけやで..?」

「....!?」

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