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第13章 幸福

ピタッと手を止める。

無意識のうちに私は自分で動かしていた。
「やだ....斎藤くんなんか嫌い!」

私はそういって勢いよく立ち上がった。

（あ..タオル..!）

そう思ったのも束の間、快感に砕けた腰がふらつき

「危ない百合ちゃん！」

斎藤に抱き留められた。

「あ、ありがと..」

そういって目をあけると....

「きゃあああ!!」

「へ？..あ。」