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バカな男に私は夢中
第2章 興味

「..っ..」

何事かと静かになった教室で叫んだ自分に気づいた。

視線を避けるようにそそくさと教室を出る。

(もうヤだ....予備校では目立ちたくないのに..)

視界が涙で霞む。

すぐに近くのトイレに入り、メガネを外し、顔を洗った。

「はぁ....」

化粧を直して トイレを出ると、目の前に斎藤俊介がいた。

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