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バカな男に私は夢中
第14章 想い

「バカ..もう1日あるから..ん..」

「..え?」

私が言うと斎藤の手が止まった。

「どういうことや?」

「さっきママに電話したの..もう1日遊びたいからって..マキの家にお邪魔するってことにしたから....」

「..うそやろ....」

呟くと無言で服を直し、私から離れた。

(もしかして、予定あったかな..私の空回り?)

私は何もいわない斎藤に焦って、振り返った。

「あ、何か予定あるなら....」

「百合ちゃん大好きやあああ!」

斎藤はいきなり私に飛びかかり、強く抱きしめた。

「ぐるじぃ..死ぬ....」

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