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バカな男に私は夢中
第14章 想い

「どの部屋がええ?百合ちゃん?」

「う、あ、わ、わかんないわよバカ!」

恥ずかしがる私にわざと好みの部屋を尋ねる。

(やばい..本当に入っちゃったよ..)

緊張と、少しのワクワク感に心臓が鳴り止まない。

「ほんなら~百合ちゃんにぴったりな部屋にしたるわ~」

「え?」

そういうと何かを選んで、さっさと行ってしまった。

「ま、待ってよバカ!」

「早よきいや~」

笑いながらエレベーターの前で手招きする。

(絶対 反応見て楽しんでる!)

私はムッとしながら急いで駆け寄った。
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