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バカな男に私は夢中
第16章 百合

ちょうど来た電車に乗り込む俊介を見送る。

ープシューー

扉がしまった。

「ばいばい。」

私が笑っていうと、はぁーと窓に息をふきかけ何やら書き出した。

「....」

書き終わり、ニカッと笑うと電車が発進した。

(ばか..こっちから見ると字が反対だよ..)

涙が溢れて止まらない。

「うん、愛してる..俊介..またね!」

私はがらんとしたホームで呟いた。


“愛してる!”



そして俊介のいない大学生活が始まった。
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