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バカな男に私は夢中
第16章 百合

「百合ちゃんだ!おはよ。」

「あ、おはよう。」

あの日話しかけてきた咲が私に駆け寄ってきた。

「これから四年間よろしくね!」

「うん、こちらこそ。」

「..うわ~美人だね!ね、名前なんてゆうの?」

「え..」

いきなり周りの女の子たちが群がってきた。

「あ、えと..」

「百合ちゃん、だよ。伏見百合ちゃん。」
「へぇ!百合っぽい!」

口々に騒ぐ女の子たちにげんなりした。
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