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第2章 興味

「可愛い顔が台無しやん。見れへんやろ？」

「見れない方がいいからかけてるの。」

「？」

意味不明という顔をして私を見返す。

「...人から見えなければ余計なことに気を使わなくていいから。」

「ふーん。さっきみたいに？」

「そう。」

コーヒーを一口飲む。

すると斎藤が口を開いた。

「けど意味ないと思うで。」

「は？」

「だって百合ちゃん、かけてなかったらそらごっつい可愛ええけど、かけてても可愛ええて分かるもん。」