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バカな男に私は夢中
第17章 親友

「前にたまたま見たんだけど。咲、彼氏いたっけ?」

「ん?いないよ。」

「でもあんた....」

創が咲をじっと見ているのに気づいて私は言い淀んだ。

「あぁ..もしかして3日前くらいの?」

パンをかじりながら咲が聞く。

「うん。」

「..まぁ..なんか誘われて。」

「さ、誘われてって..」

(誘われてホテルに行くの!?)

私が言葉を失っていると、咲が事も無げに言った。

「私、特定の彼氏は作らないって決めてるんだ。」

その言葉に創をチラッと見た。

(咲のバカ..創の気持ちも知らないで..)
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