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バカな男に私は夢中
第21章 誤解

俊介は言葉を失ったように呆然としていた。

「その頃からあんまり連絡とらなくなってたし、電話の声も..」

「あれは忙しくて..」

「でも香澄さんには毎日連絡きてるっていわれて..バイト..増やしたことも聞いてなかったから、私はもうそんなこと話す必要もない..」

「アホか!んなわけないやろ!?」

俊介が立ち上がり私の前にしゃがみこんだ。

「バイトは..ほんまは夏に百合ちゃんを旅行に連れて行ってやりたくて..増やしたんや。行きたいゆうてたとこあるやろ?」

「イギリス...?」
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