この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
バカな男に私は夢中
第22章 倍返
「..全部..壊したくて..俊ちゃんが私を見てくれないから....」
「見てくれたの?」
私が聞くと、え?、と顔を上げた。
「私と俊介が別れて、あんたを見てくれたの?」
すると首を振った。
「必死に繋がらない携帯に電話かけて..振り向いてくれなかった。最近は他の女が出入りするようになって..」
「私、あんたと話してからマンションに見に行ったら二人で出てきたから信じたの。」
「..いつか..会いにくる気がしたから..ずっと俊ちゃんの後ついていってた。来るなって言われても..だから別れたって聞いてホッとした..」