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バカな男に私は夢中
第5章 心惹

「へぇ~じゃあ男子校なんだ。」

「そ!野郎ばっかでほんとイヤになるよ..」

「年頃の男の子だしね。..それにしても文也は高3かぁ~昔はあんなに小さかったのに、急に背のびたね。」

「まぁね。百合ちゃんはまた綺麗になった!」

「あは、ありがと。」

私が困ったように返すと、文也が首を傾げていった。

「でも何でメガネしてんの?最初わかんなかったよ。」

私はその言葉にビクッとなり、本当のことを言うには躊躇われてごまかした。

昔を知ってる文也と達也にぃには知られたくない。

「あぁ..イメチェンよ。」

「ふーん..」

不思議そうに唸るとコーヒーを一口啜った。
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